脳梗塞とは〜サポートとリハビリテーション〜
ロボケアセンターには様々な疾患をお持ちな方がいらっしゃいます。その中でも特に多いのが脳梗塞の方です。前回に引き続き脳梗塞についてお話をしていきます。今回は脳梗塞後のサポートとリハビリテーションについてです。脳梗塞後の回復は個人差が大きく、継続的なサポートとリハビリテーションが非常に重要です。ここでは、脳梗塞患者とその家族がリハビリ期間中に取り組むべきサポートとリハビリテーションについてご紹介します。
脳梗塞のサポートとリハビリテーション
リハビリテーションの種類と目的
1. 運動療法
目的:麻痺した手足の機能回復、筋力と協調性の向上
手法:他動運動、自動介助運動、自動運動、歩行練習などがあります
2. 認知機能のリハビリテーション
目的:記憶、注意力、判断力、問題解決能力など、認知機能の向上
手法:認知課題、日常生活での認知活動など
3. 言語療法
目的:発話、理解、読み書き能力の改善
手法:言語療法士との個別訓練、集団療法など
4. 感覚機能のリハビリテーション
目的:感覚障害の改善、感覚情報の処理の向上
手法:さまざまな質感の物質に触れさせる、温冷刺激、圧力刺激など
5. 日常生活活動(ADL)のトレーニング
目的:食事、着替え、トイレ利用、入浴など、日常生活での自立を促進
手法:実際の動作練習、補助具の使用、家族への指導(動作のコツや介助方法など)
生活習慣の改善と自立支援
1. 栄養管理
リハビリテーションの専門家や栄養士の助言に従い、バランスの取れた食事を摂るようにします。
2. 社会参加
療養中でも可能な範囲での社会参加を促し、社会復帰を目指します。
3.家族の協力
運動療法中の見守りや支え、介助方法の習得
運動療法を継続できるような声かけ
家庭内での役割の創出
脳梗塞後のサポートとリハビリテーションは、患者さんの身体機能、認知機能、そして社会復帰に大きな影響を与えます。回復は時間がかかる場合が多く、患者さんとその家族が一丸となって取り組むことが成功の鍵を握ります。定期的な評価を行い、リハビリ計画の見直しも重要です。最終的には、患者さん一人ひとりの質の高い生活を取り戻すことを目標にしましょう。
ロボケアセンターでは装着型サイボーグのHALを組み合わせた最先端の運動プログラムNeuro HALFIT®を提供していますので、脳梗塞による後遺症に悩んでいる方、もっと身体を動くようにしたいとお考えの方はぜひお越しください。