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HAL®がくれた希望(脳室周囲白質軟化症/PVLのお子さんの尖足をHALで訓練)

目次

HAL®がくれた希望

「みんなと同じようにバスケットボールで遊びたい」
初回来所時に、そうお話してくれた当時7歳のK・Hさん。
お母さまと二人三脚でリハビリを頑張っています。
Kさんは、YouTubeチャンネル「寺田家TV」の寺田さんを観て装着型サイボーグHAL®︎を知り、大阪ロボケアセンターに問い合わせしてくださったのが、私たちとの出会いでした。

初回体験のお話

初めて大阪ロボケアセンターに来所されたのは2020年8月21日でした。
Kさんは生後すぐに脳室周囲白質軟化症と診断され、もう歩くことは難しいと言われながらも、強い気持ちを持って、お母さまと今日まで、リハビリを続けてこられました。
お身体の状態を確認させていただいた中で大切な点は、両足共に尖足が強い状態で歩く時は、踵が浮いてしまい、つま先で歩くような状態ということです。特に右足の尖足が強い状態でした。

初めて大阪ロボケアセンターに来て頂いた時は、Kさんは緊張でいっぱいでした。何をするところだろう?怖い所かな?・・・と前日も不安と緊張で泣いていたそうですが、YouTubeで寺田さんが、HAL®︎を使用して頑張っている姿を見て、「私も頑張る‼︎」と勇気を出して来てくださったそうです。
尖足になっている両足関節の生体電位信号を確認すると、両方共に、つま先を下に向ける筋肉(以下、下腿三頭筋)の方が強く働いていて、つま先を上げる筋肉(以下、前脛骨筋)の生体電位信号がほとんど見られない状態ということが確認できましたので、これが踵を付けて歩く事が出来ず、尖足歩行になってしまっている原因だと考えました。
HAL®︎単関節タイプを使用し、専用のモニターで生体電位信号の数字を確認しながら、下腿三頭筋の脱力する練習と、前脛骨筋の生体電位信号を増やしていく練習をしました。
H A L®︎専用モニターは足関節の場合、前脛骨筋が赤の数字と波形、下腿三頭筋は緑の数字と波形で表示されますので、ご本人には「緑の数字を減らして赤の数字が増える力の入れ方を探そう」と言いながら一緒にトライを続けました。
モニターを見ながら、まずは働き過ぎている下腿三頭筋の脱力の方法を探り、緑の数字を下げていく練習をしました。
うまく脱力できると、緑の数字が下がるとKさんに伝えました。
初めは上手くいかず、モニターの緑の数字と睨めっこする時間が続きました。
しばらくすると、Kさんから、
「力の抜き方が分かってきた」との発言があり、モニターを見ると、緑の数字も下がってきていることが確認できました。
Kさんの運動に対する感覚と、HAL®専用モニターの数字がリンクした瞬間でした。
Kさんにとっては、「力を抜く」ということを初めて体感したことに驚きの表情を浮かべながらも、その後も、集中して練習を続けた結果、うまく脱力ができるようになったので、次は前脛骨筋の赤の数字を出す練習に切り替えました。
今まで、自分の意思でつま先を上げる事が出来なかったKさんからは、「つま先の上げ方が分からない」との言葉もありましたが、下腿三頭筋のときと逆に赤の数字が上がるとつま先を上げることに繋がるとKさんに伝えました。
一度、リンクする事を体感して頂いたため、赤の数字を頼りに練習する事にもすぐに納得して頂き、今度は、赤の数字と睨めっこです。
色々な力の入れ方をご自身で試され、赤の数字で確認していきました。
その中で、一番赤の数字が上がる力の入れ方を繰り返し練習しました。
すると少しずつですが、数字が増えていき、運動に対する感覚とHAL®のモニターの数字がリンクできるようになりました。

その後、HAL®︎単関節タイプの足関節アタッチメント(以下、アタッチメント)を装着し、繰り返し練習をしました。
わずかな生体電位信号でもH A L®️がアシストをしてくれるので、自分の意思で、つま先をあげている感覚だと笑顔で喜ばれました。

しばらく練習してからアタッチメントを外し、つま先を上げてもらうとわずかに自分の意思で上げる事が出来る様になっていました。

その後に歩行して頂くと、左足の踵が床に付くぐらいまで動くことが確認できました。
右足は左足に比べて尖足が強かった為、踵が床に着くまでは行きませんでしたが、踵の高さに改善が見られました。

その後の経過

初回体験以降、2週間おきに学校が終わってから、ロボケアセンターに通って下さっています。
10回目のプログラムまでは、アタッチメントを使用して、主に両下肢共に膝を曲げた状態での背屈運動の練習を集中的に行いました。
その結果膝を曲げた状態では、アタッチメント無しでも両下肢共に背屈運動が可能となった為、11回目からは、膝を伸ばした状態での背屈運動の練習に移行しました。
膝を伸ばした状態では、足関節の可動域が狭くなることがわかったので、足関節のストレッチも併せて行いました。
また、体幹機能の改善を目的にH A L®︎腰タイプとCYBERDYNE社のバランストレーニングシートを用いたプログラムも並行して開始しました。
H A L®︎腰タイプでは、体幹の前傾とそこからの立ち上がりの練習を行い、バランストレーニングシートでは、骨盤と脊柱の柔軟性の改善を目的に行いました。
20回目のプログラムの時には、足関節の可動域も改善し、体幹機能の改善も見られた為、立ち上がりと歩行において安全性の向上が見られました。
現在も、同じペースで通って来られています。ご自宅でも在宅プログラムを活用し、日々お母さまと一緒に背屈の練習や、足に荷重する自主練習を続けていらっしゃいます。
最近のKさんは、将来自分と同じ病気で困っている人の助けになれる仕事に就きたいとお話されています。
今後の成長とご活躍が楽しみなKさんのHAL®とのお話でした。これからも大阪ロボケアセンターでは、Kさんの努力と夢の実現に向けて、HAL®と共にしっかりと寄り添っていきたいと思います。

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