脳梗塞とは〜診断〜
ロボケアセンターには様々な疾患をお持ちな方がいらっしゃいます。その中でも特に多いのが脳梗塞の方です。前回に引き続き脳梗塞についてお話をしていきます。今回は脳梗塞の診断についてです。
脳梗塞は、脳の血管が詰まることによって起こる病気で、迅速な診断と治療が非常に重要です。正確な診断は、適切な治療法を決定し、患者の予後を大きく改善することにつながります。
脳梗塞の診断について
症状に基づく初期の評価
1.FASTチェック
顔面の歪み(Face)
腕の力の低下(Arm)
言葉の不明瞭さ(Speech)
時間を無駄にせず救急車を呼ぶ(Time)
専門的な診断テスト
1.脳画像検査
CTスキャン:脳の画像を迅速に提供し、出血か梗塞かを区別します。
MRI:より詳細な脳の画像を提供し、小さな梗塞や損傷も検出できます。
2.血管検査
脳血管造影:血管の状態を直接確認し、梗塞の原因を特定することができます。
3.血液検査
凝固異常や他のリスクファクターを評価するために、血液検査が行われます。
4.心電図および心臓エコー
心房細動などの心臓病が脳梗塞の原因となっていないかを調べます。
継続的なモニタリング
1.バイタルチェック
血圧や脈拍などを安静時・運動時前後に測定し大きな変動がないか、また不整脈などが見られないか確認します。
脳梗塞の診断は、様々な検査により行われ、これらの情報をもとに最適な治療計画が立てられます。症状の早期認識から、専門的な検査による評価まで、診断プロセスは迅速である必要があります。適時かつ適切な診断は、脳梗塞の治療成果を大きく左右するため、疑いがあればすぐに専門医の診察を受けることが重要です。
ロボケアセンターでは装着型サイボーグのHALを組み合わせた最先端の運動プログラムNeuro HALFIT®を提供していますので、脳梗塞による後遺症に悩んでいる方、もっと身体を動くようにしたいとお考えの方はぜひお越しください。