ロボケアセンター | CYBERDYNEのHAL®を用いたリハビリ、機能回復支援センター

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浦安ロボケアセンターでの脳梗塞、脳出血リハビリ事例と未来

脳卒中は、昭和40年代まで日本人の死因の第1位を占めていました。現在の死因第1位は悪性新生物いわゆるガンです。2位は心臓病、3位は老衰と続き、脳卒中は現在4位になっています。死亡率の減少には医療の進歩や救命救急体制、健康診断の浸透、人間ドックの環境が整ってきたことが要因となり重篤なケースが減っておりますが、その反面患者数は年々増え続けているのが実情です。

ではそもそも脳卒中とは、どんな病なのでしょうか。簡潔に説明すると、脳卒中とは脳内の血管が詰まったり破れたりすることで、脳が損傷を受けてしまう病気です。多くの方がご存知のように「脳」とは中枢神経です。一度、脳が損傷を受けてしまうと、それまで「脳」がコントロールしていた身体機能が奪われます。手足や胴体を動かす機能の他にも、言語、視覚なども奪われることがあります。そして一度損傷を受けた中枢神経は元には戻らない可能性があるといわれています。さらに脳卒中になると重い後遺障害と付き合っていかなくてはなりません。高齢な方になれば寝たきりの原因にもなる病気です。

脳卒中は再発しやすい病気とも言われており、一度発症された方は発症後1年で10%、5年で35%、10年で50%の方が再発するという報告*もあります。

*出典)HATA, J.et al.: J. Neurol.Neurosurg.Psychiat,. 76. 368-372, 2005

《6度目の正直で重症化されたケース》

当センターには6度の再発の末に身体の機能を失ってしまったご利用者様がいらっしゃいます。80歳のT様の最初の発症は軽症で特に入院等も必要なく経過観察で帰宅。ご家族も最初は心配されたそうですが2回、3回と発症される内に「またか…でも今回も大丈夫だろう」とご本人もご家族も特に何もされずに、発症して、病院で診察をして、帰るという繰り返しだったそうです。5回目までの発症では、奥様との運動や、ご自宅の階段の登り降りも問題なくこなされており、大好きなスポーツ観戦もお孫さんと一緒にされていたそうです。しかし6回目の時に意識を失って倒れてしまい、救急に運ばれ、1ヶ月後には左半身が全て機能を失ってしまいました。いつかまた、お孫さんと旅行や食事に出掛けられるようになりたいと、現在HAL®️を使って立位、体幹の訓練を行っていらっしゃいます。

この方のように再発を数回繰り返しているうちに「今回も大丈夫」と、高を括ってしまう方も多くいらっしゃるようです。脳卒中などの病気を避けるためには、まずは生活習慣の改善が必要です。

浦安ロボケアセンターには、フィットネスクラブが併設されており、お客様の大半は運動不足解消やダイエット、食生活改善などを目的に利用されています。普段より高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、多量飲酒、運動不足などの指導に取り組んでいる経験を活かして、脳梗塞、脳出血を患ってしまった方への生活習慣改善サービスも提供しております。

《糖尿病、化膿性脊椎炎の併発型で麻痺が出たケース》

当センターに約1年通われている68歳のH様は、糖尿病で週3回の透析を行なっています。H様は脊髄の周囲に膿が溜まってしまい、脊髄神経が圧迫されたことにより、麻痺が出ました。お越しになった直後は、痛みや麻痺でご自身での歩行すらままならない状態で、車いすを使う必要がありました。担当ドクターからリハビリを勧められて様々なリハビリ病院や、整体整骨院にも行かれたそうですが一向に改善されず、当センターにお越しいただいたそうです。現在、通われて半年になりますが、ご自身で車を運転して、買い物や日常の運動も出来る状態になりました。更に手術しなければならなかったはずの動脈硬化が直近の検査では無くなっており、手術の必要が無くなったと大変喜ばれていました。

【CYD:「当センターに約1年通われている」、「現在、通われて半年」、「直近の検査では無くなっており」について、矛盾があるように読めましたので、H様の実際の状況に合わせて修正ください。】

脳卒中は認知症に次いで介護を必要とする大きな要因だとされています。脳卒中の後遺症は、片方の手足がまひして動かない、言葉がうまく喋れない、食物がうまく飲み込めないなど人によって程度は様々ですが、早期からリハビリテーションに取り組むことで後遺症が軽くなる可能性もあります。

《全介助から解放されたケース》

S様51歳女性、脳梗塞による四肢体幹機能障害。

S様は当初は、四肢の動きはあるものの麻痺による痺れや痙性で立ち歩くことが困難でした。当初はご家族の送迎により当センターに通われていましたが、半年程で立位が安定し、ご自宅内で杖や手すりを使い移動できるようになりました。今では、普通タクシーに乗れるようになり、ご自分でタクシーを呼んでお越しいただいています。

現在のリハビリテーション実施時期は大きく急性期、回復期、慢性(維持)期の3つに分かれています。現行の保険制度では脳血管疾患で麻痺による後遺症の場合入院期間は150日まで、高次脳機能障害を伴う場合は180日までと定められております。外来病院でのリハビリも約4.3時間(13単位)/月(要介護被保険者等以外のみ)となり充分なリハビリ時間を確保することが困難になっております。

そんな中でこれからの医療、リハビリテーション、介護、福祉の世界を支えるのは、これまでは限られた人や場所のみで使用されていたAIやロボット、先端医療だと考えています。それらの先端技術の活躍の場は病院やリハビリ施設にとどまらず、介護や福祉、在宅での利用も今後広がりをみせるかもしれません。

《在宅支援機器でコロナ渦でも運動を絶やさなかったケース》

72歳のI様は、3歳の時にポリオによる小児脳性麻痺を患われました。幼少期は、動かしづらい足を引きずるようにしながら野山を駆け回っていたとの事ですが、成人して身体が重くなってくるにつれ、片足がさらに動かしづらくなり、杖が手放せない状態になってしまいました。当センターにお越しいただいた時には、麻痺した足は冷たくなってしまっており、微かに動くものの、コントロールは出来ていませんでした。当センターに通われて半年後、I様はHAL®️による歩行プログラムも難なくこなせるようになり、「骨と皮だけだった足に筋肉がついて血が通っているように感じる」と大変喜んでいただきました。ところが2020年3月にコロナウィルスによる外出制限がかけられて在宅勤務を余儀なくされてしまい、I様から、外出できない状態でも訓練ができないかと相談を受け、自宅でHAL®︎を利用できる新しいサービスをお勧めしました。7月には当センターに再び通っていただくことになりましたが約4ヶ月に渡る外出制限の中、I様はご自身にて毎日トレーニングを欠かさなかったそうで、機能低下は全くありませんでした。当センターとオンラインで情報交換を行いながら、ご本人も支援機器の使い方を工夫されたことが良い結果に繋がりました。

当センターで使用している装着型サイボーグHAL®は歩行運動をサポートする「下肢タイプ」、肘や膝の曲げ伸ばしや足首の運動など幅広い部位の運動をサポートする「単関節タイプ」、立ち座りや体幹運動に適した「腰タイプ」があります。下肢タイプには医療用下肢タイプという製品もあり、日本では神経筋難病8疾患に対してのみ医療機器承認が得られていますが、脳梗塞や脳出血に対しても現在医療機器承認に向けた治験が進行しています。脳梗塞や脳出血に対してHAL®が医療機器の承認が得られ、保険適用がなされると、患者さんの経済的な負担が大きく下がり、病院のHAL®の活用シーンも大きく拡大することが期待されています。

私たちには、AIやロボット、先端技術、情報テクノロジーを駆使し、それをご利用者様のためにどう活かしていくのか、データをどう解釈、活用していくのかが求められます。テクノロジーでできること、人間ができること、それぞれの役割を理解し、追求していくことで、私たちロボケアセンターの存在意義価値はより広がっていくと考えています。

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